🧠アートde対話

一生を通じて完成させる対話の自由研究。

海外発祥のメソッドを日本で広めること

私が「対話」の啓蒙活動の一環として採用している

対話型アート鑑賞。

 

他にも…

対話型鑑賞

対話型絵画鑑賞 と

日本語での呼称はさまざまですが

 

もともとは

1980年代のアメリカで提唱され始めた

VTS(Visual Thinking Strategies)が由来で

 

1990年代初めごろ日本に伝わったとされています。

 

一般に海外から日本に輸入される心理学、セラピー、自己啓発法、学習法などは

例を挙げると心理学で有名なアドラーもそうなんですが

原語から日本語に訳す段階で

ニュアンスの伝え方がイマイチだったり

 

これって映画の世界の

洋画→邦画の翻訳字幕、吹替でもそうですが

とにかく他文化、他言語から日本へ伝達することって

 

原語での理解と

日本語に翻訳されたその言葉での理解では

微妙にニュアンスが違ったりと…いろいろそういう細かい問題が付いて回ります。

 

そういうことを気にされない方はされないですが

私は個人的にそういう所をとても気にします。

 

実際に自分も、民間の教育機関でも企業でも、教える側の立場の人が有料の講座などでテキストの誤植に気付かないまま、ずっと教え続けているという恐ろしい状況に遭遇したことが少々ですが、あります。(あってはならないことなんですけどね!無料だからOKでもないです。)

 

場合によっては誤ったまま伝言ゲーム的に伝達されていることも

指摘する人がいないだけで

もしくは

指摘していても声が小さくて届かない…とか、あります。

 

私は情報の伝達には「責任」を感じるので、Twitterインフルエンサー(特に医師)が自分の発信しているデマや誤情報を、指摘された後でも訂正も謝罪もしないことが度々あるのですが、そういう所も常に糾弾しています。これだけ情報化社会になっている中で、リテラシーが伴わないのは実に嘆かわしいことです💧

 

さらには、心理学もスピリチュアルも自己啓発系も

インフルエンサーとして成功してしまう人が

元のメソッド名を名乗りながらも

内容を別のものに歪ませてしまっていたり

宗教化していたり…

 

TV番組などで有名になるとなおさらすごいですよね。

SNSでもそうです。

 

一例として、アドラー心理学なんてそうなのですが

顔も名前も表には出さずに、アドラー心理学の名を語り

すごいインフルエンサーになって

出版したりオンラインサロン運営されている方がおり

 

その方のSNSでのアドラーの名を語っての発信内容に疑問を感じたので

そういうのを管理管轄している団体って日本にあるのかな?と調べて

問い合わせてみたんですね。

 

ていうか、日本アドラー心理学会と心理学「協会」とあるんですね。

まぎらわし過ぎる💦

 

カイロプラクティック系団体が、連合、連盟、連合会、全日本、日本、協会…とかで

日本に70以上あるのと同じ感じですね。

 

日本アドラー心理学会

www.adler.cside.ne.jp

日本アドラー心理学協会

www.adlertsukaeru.com

で、話は戻るんですが、前述のアドラー関連のTweet内容や出版について

上記の学会の方に問い合わせてみたんですよね。

 

理事会で確認するから時間をくれということでしたので

返信を待っていたら、およそ2週間後に届いた会長名義のお返事は

「弊会は個別のものに対して見解を述べる立場にございません。」

でした。

 

著名な心理学者の名前を名乗ったりすると箔が付くし

実際前述のTwitterアカウントはとても成功している印象で

 

受講者やフォロワーもそこまで細かく確認するような人達ではないから

そういうビジネスが成功しているとも言えますが

 

実質、名乗ったもん勝ちで

その学会を組織として名乗る所も関与さえしない

割と無法地帯なんだなぁと思いました。

 

対話型アート鑑賞、も正直、類似系が乱立してきて、その傾向はある印象です。

 

宗教の宗派が分かれていくように

発展していく上で細かい方針の違いが発生してくるのは世の常だと思いますが

 

私個人としては、あくまで「対話」を目的とする中で

対話型アート鑑賞というメソッドを採用する程度なので

あまり「こうあるべき」というガチガチな概念には捉われず

柔軟な活動をしていこうと思っています。

 

もちろん、今この活動をするに当たってコーチング資格も取得済みで

協会名や認定番号などは名刺に記載しておりますが

自分がもともと資格ビジネスの氾濫に思う所があるのもあり

オンライン上では敢えて個人として発信していきたいと思っています。