🧠アートde対話

一生を通じて完成させる対話の自由研究。

陰陽を意識した多様性と対話の連続

2023年も最終日です。この2022年にスタートして以来、この対話啓蒙活動をしていると、陰陽や五感をいっそう意識するようになりました。そして固定観念ステレオタイプにとことん挑んで、多様性を感じ認め、向き合っていく連続を感じています。

陽キャ陰キャ 表現にみる陰陽

陰陽とは?善悪とは?正誤とは?白黒とは?大小、上下、左右、高低、深浅、厚薄、濃淡、強弱、明暗…などと、反対語を常に意識する習慣があり、そしてそれを楽しみ、オンラインの対話セッションでも参加者さんと共にこの「反対語」という題材を使って簡単な脳トレをするのですが…この中で特に代表的な概念として「陰陽」に注目しています。陰陽といっても、月と太陽の象徴以外にも、それを使った言葉は多数存在します。

そこで浮かんだのが、陰キャ陽キャ です。

Wikipediaによると

 

陽気な性格の人を「陽キャラ(ようキャラ)」と呼び、陰気な性格の人を「陰キャラ(いんキャラ)」と呼ぶ。それぞれ「陽キャ」「陰キャ」と略すことがある。スクールカーストでは、基本的に陽キャラが上位に属し、陰キャラが下位に属すとされる。スクールカーストを気にしすぎるのは陰キャラとも言われる陰キャは、引っ込み思案で内気な性格の人を意味する。陽キャは性格が明るく、人づきあいが得意である。ポジティブで人見知りをせず、流行やおしゃれにも気をつかえる人が多いのも特徴である。
 
1980年代から1990年代半ば頃に使われていたネアカネクラに近い言葉である。
ja.wikipedia.org
スクールカースト、上位、下位、陰気、陽気…
陽気が上位とされ、陰気が下位とされる定義。
陽が良しとされ、陰が悪しきとされる。
昼間の仕事、夜の仕事。
光と闇…すべてそれぞれの「性質」や「個性」であるだけのはずなのに、そこに優劣が付けられるのは何故だろう…とずっと考え込んでいます。
性格は明るい方が良くて、暗いのは果たして「悪い」のでしょうか?

すべてをまず洗いざらいフラットに並べる

そんな漠然とした私たちの日々のあらゆる概念の中に散らばっている、さまざまな無数の善悪をフラットに仕切り直すことからだな、と個人的に考えています。落ち着いて順序だてて考えれば、誰でも整理できるのです。無意識過ぎて敢えて考えずに流されているだけで。なんとなく、とか 考えたことない、とかそんなことだらけかとも思います。

漠然となんとなく定義付けられた善し悪し

漠然と良しとされているものも無数に世の中にはありますが、私は対話啓蒙活動をしていて、やはり「漠然と悪しきとされている物事」にフォーカスしたいと思っています。それらが私たちの偏見やステレオタイプや差別の温床だからです。
例えば、子どもの性格を比較して、人と仲良くできる子、できない子…でき「ない」という否定的表現が既にもうダメなのですが。さまざまなできる、できない。can , can't.…CANが常に良いのでしょうか?ここで漠然と白紙の状態で皆さんに問いかけても、すぐに浮かびにくいんですよね。だから題材を提供する必要があります。
何でも掘り下げていけば、経緯があり理由がある。

敢えてモヤモヤしてください

…敢えてこの後半部分は、何のことを書いているのかわからないと思われそうな感じにしておきます。モヤモヤしてもらうことも大事だからです。
私たちは自分自身で考えなくさせられ過ぎているのですよね、無意識で気付かれないですが。今後AIが私たちの生活により一層参入してきますし、私たちは考えることをもっともっとサボるようになっていくでしょう、意識しなければ。例としては携帯電話の普及で、昭和の時代なら暗記していた電話番号を、全て携帯電話に丸投げする脳に切り替わってしまったように。

陰陽と善し悪しについて…なぜ?

陰陽と善し悪しについて…なぜ?をもっともっと向き合って考えてみましょう。
月を悪いという人は居ません、と思いますよね?でもいるんですよね。月はルナティックと言われて、人を狂わせる象徴として信じられていたり…そこにはまた何かの理由がある。でも月は何が悪いの?え?何が悪いの?悪くないよね?ってこんな感じで、また対話セッションの合間などにお話しましょう♪(もちろんコメントも歓迎です)