1990年代アメリカでの「医療×芸術」実験
”THE理系な世界(医学)×ART の助け合う関係”に感銘を受けた
対話型鑑賞というと1980年代後半の米国発祥の
VTS(Visual Thinking Strategy)または
VTC(Visual Thinking Curriculum)※Harvard Graduate School of Education はこの呼称
が取り上げられますが
もちろんそちらも立派なメソッドなのですが、私は個人的に
医学と芸術のマリアージュ✨と言いたくなるぐらい素晴らしい
イェール大学英国芸術センターのプロジェクト「視覚トレーニング」の内容に
強く感銘を覚え、それをもっと広く伝えたいと思っています。
※イェール大学英国芸術センターの詳細はこちら👇
「視覚トレーニング」のプロジェクトメンバーは以下の3名
- 医学部から皮膚科の Irwin M.Braverman医学博士(当時55歳)
-
Jacqueline Dolev医学博士 (当時は医学部生)
- 英国芸術センター教育学部長 Linda Friedlaender氏
このプロジェクトの結果を受けて
イェール大学では1998年から絵画を見ることが医学部の必修科目に採用され、その後も同トレーニングが世界各国26校(当時)の医学部で類似プログラムが実施されるようになりました。また別途紹介したいと思いますが、日本にもお一人、医学部生向けに対話型鑑賞を実施されている素晴らしい先生がいらっしゃいます。
私は医学的専門知識を持たないので、イエール大学医学部のものと全く同じトレーニングを提供できませんが、芸術作品の鑑賞を通して対話することが私たちに与えてくれるさまざまな可能性や能力を、もっともっと広めたいと思っています。
私がこれから片っ端からお試しで体験してもらおうと思っている対話型鑑賞の真髄には
— クラスメイト対話® by @Brainmemox 🧠対話型アート鑑賞✨ (@classmate_taiwa) 2022年8月9日
20年以上前のアメリカで
ある医学博士が、医学生達の 、そして未来の医師達の能力向上を切に願って開発したトレーニング内容があります🔥
大学の授業で学んだ事しか解らないような医者にならないように、(続く
実際どんなトレーニングをしたの?
そこが知りたいですよね?
でもこの記事で先に全部説明してしまうのは、今はまだ控えておきます。
なぜなら、細かい薀蓄はともかく、体験して欲しいから。
もちろん調べれば情報は出てきます…日本語ではまだヒットしないかもしれません。
実は、対話型鑑賞関連の資格取得の際に、テキスト記載の上記医学博士の名前表記が何重にも間違っていたので、英語で一次情報を確認したくてもなかなか英語情報に辿り着けなかった経緯がありまして。
ふつうは学んでいる講座の講師に質問する所でしょうが、すみやかに自分で一次情報を確認した方が確実だと思ったので、なんとか自力で英語の一次情報に辿り着きました。そんな作業をする中で触れた、イエール大学の学内通信の内容やBraverman博士ご本人のお言葉の数々から、テキスト以上にもっと深い内容を学ぶことができました。
プロジェクトメンバーのBraverman博士によって2001年に国際的な査読制の医学雑誌
米国医師会雑誌JAMA(Journal of the American Medical Association)でも発表されたメソッドから、いろいろとかいつまんで、プロジェクトの経緯などをまた紹介したいと思います。
今日はここまで♪
最後までお読みくださってありがとうございました。